議長挨拶

　新年あけましておめでとうございます。
　皆さまと新年を迎えられることをともに喜びあいたいと思います。

　あわせて、平素より北労生の諸活動に対してご理解、ご協力、ご参加いただいていることに心よりお礼を申し上げます。

　昨年を振り返ると、大幅な賃金改善などを勝ち取った春闘、それぞれの立場のもとで臨んだ第20回統一自治体選挙、コロナの5類変更に伴う行動制限の緩和、高止まりの見えない物価高騰など、労働組合に結集する私たちに身近な事柄に絞っても激動の1年間でありました。

　また、ロシアのウクライナ侵攻やガザ地区での紛争など、世界各地で平和を脅かす状態が続き、戦後80年を2025年に控えた今こそ平和の尊さを訴えていく必要があります。

　3年以上に及んだコロナ禍では、生活様式や働き方が大きく変わりましたが、一方で従来どおりの働き方も多くあります。アフターコロナの今、労働者の意識や労働市場の構造などは常に変化しています。さらに少子高齢化、労働力不足、原材料価格の高騰、円安など喫緊の課題も山積しています。

　このような局面と対峙するためには、生産性運動三原則の考え方がいっそう重要性を増していると捉え、チャレンジし続ける活動を推進していく所存です。

　今年の干支は龍や竜など架空の生き物である「辰」であり、古来より強大な力の象徴であるとされます。これまでの努力や営みが力強く実り、昇り龍のごとく上向くよう祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

2024年1月
議長　萩原　光典