議長挨拶

　新年あけましておめでとうございます。皆さまと2025年を迎えられることをともに喜びあいたいと思います。

　あわせて、平素より北労生の諸活動に対してご理解、ご協力、ご参加いただいていることに心よりお礼を申し上げます。

　昨年を振り返ると、33年ぶりの高水準で賃上げを勝ち取った春闘、それぞれの立場のもとで臨んだ第50回衆議院議員選挙、長引く物価高騰など、労働組合に結集する私たちに身近な事柄に絞ってみても多くの課題に直面した1年でした。

　今年は戦後80年を迎えますが、世界各地では平和を脅かす状態が続き、どんな理由であれこれを正当化してはいけません。「平和なくして労働運動なし」の合言葉をいま一度胸に、多くの仲間とともに平和の尊さを訴えたいと思います。

　コロナ禍を機に、仕事や生活様式が「変化」しましたが、これからは「定着」にシフトしつつあります。一方で慢性的な人手不足、働き方と雇用形態の多様化などにより、労働環境も労働者の意識も目まぐるしく変化しています。

　このような局面と対峙するためには、生産性運動三原則の考え方がいっそう重要性を増していると捉え、チャレンジし続ける活動を推進していく所存です。

　今年の干支の「へび」は、生命力が強く脱皮を繰り返して成長することから「生命の源・再生と繁栄」の象徴とされ、金運をもたらすとも言われます。これまでの努力や営みが力強く結実することを願い、年頭のご挨拶といたします。

2025年1月
議長　萩原　光典